所有権と抵当権を確認する方法

この記事では、登記簿謄本の中でも特に重要な「所有権」と「抵当権」の確認方法について解説します。

 

 

1. 所有権の確認方法

 

所有権は、登記簿謄本の権利部(甲区)に記載されています。

 

4.1. 所有者の確認

 

権利部(甲区)に記載されている「所有者」の氏名または名称が、現在の所有者であることを確認します。

 

4.2. 登記原因の確認

 

権利部(甲区)に記載されている「登記原因」を確認します。

登記原因とは、所有権を取得した原因(売買、相続、贈与など)を指します。

 

4.3. 登記年月日の確認

 

権利部(甲区)に記載されている「登記年月日」を確認します。

登記年月日は、所有権を取得した日付を示します。

 

 

5. 抵当権の確認方法

 

抵当権は、登記簿謄本の権利部(乙区)に記載されています。

 

5.1. 抵当権の有無の確認

 

権利部(乙区)に抵当権に関する記載があるかどうかを確認します。

抵当権が設定されている場合は、「抵当権設定」という記載があります。

 

5.2. 抵当権者の確認

 

権利部(乙区)に記載されている「抵当権者」の氏名または名称を確認します。

抵当権者は、住宅ローンなどの融資を行っている金融機関です。

 

5.3. 債権額の確認

 

権利部(乙区)に記載されている「債権額」を確認します。

債権額は、抵当権の担保となっている金額(住宅ローンの借入額など)を示します。

 

5.4. 債務者の確認

 

権利部(乙区)に記載されている「債務者」の氏名または名称を確認します。

債務者は、住宅ローンなどの借入を行っている人(不動産の所有者)です。